寒い朝!凍ってるね

寒い朝です。朝,学校へ着いたとき,自家用車の外気温計はマイナス7℃になっていました。校庭も霜が降り,花壇には霜柱,水道の蛇口にはつららができていました。

プールも,本年度初めて全面結氷しました。

その氷の上を歩くセグロセキレイ!

どうやらえさを探している模様。氷の表面に,どんなごちそうがあるのでしょうか?寒いこの時期ならではの光景ですね。

オオイヌノフグリ

ooinuno春先に校庭や花壇の隅に真っ先に咲く花です。この花を見ると春が近いと感じます。それにしてもかわいそうな名前です。可憐な小さな花に,なぜこの名前?と思いますが,実が犬の“ふぐり”に似ているからとか。明治期の外来種だそうですから,調べれば命名者も分かりそうです。漢字で書くと「大犬の陰嚢」と書きます。

ヒガンバナ

DSCF6863 DSCF6864田んぼの畦に,ヒガンバナが咲いていました。

なんとも不思議な花です。夏の終わりから秋の初めにかけて,高さ30~50センチの花茎が葉のない状態で地上に突出します。その先に花がつきます。花が散った後には線形の細い葉が出ますが,翌春になると葉は枯れてしまいます。秋が近づくまで地表からは,葉も花も姿を消してしまいます。開花期には葉がなく、葉があるときには花がありません。

名前も不思議です。秋の彼岸ごろに開花することに由来するらしいですが,別の説には,これを食べた後は「彼岸(死)」しかないという説もあるそうです。
全草に毒があり,特に鱗茎にアルカロイドを多く含む有毒植物です。墓地や田畑の畦(あぜ)に多く生えているのは,ネズミ,モグラ,虫などが,その鱗茎の毒を嫌って避けるように人手によって植えられものが多いらしいです。また,一方で鱗茎にはデンプンが多く含まれるために,水に長時間さらし毒を抜けば食用にもなり,飢饉の時の食用にするために畦に植えられたらしいとか。
人の生活に密接に関わってきた植物なのですね。

曼珠沙華咲いてここがわたしの寝るところ  山頭火

カントウタンポポ

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校庭にたくさんタンポポが咲いています。見てみるとカントウタンポポでした。最近は外来種のセイヨウタンポポに押され気味で見る機会が減ってきました。カントウタンポポは,土地の攪乱が少なく,安定した土地を好むと言われています。
見分け方は,花の後ろ側のガクのような部分が反り返っていればセイヨウタンポポ,包むようになっていればカントウタンポポです。最近は混合型のタンポポも見られるそうです。

よく見かけるタンポポですが,種類によって自然度を見分ける指標になっています。校内や家の近くのタンポポは,どんなタンポポでしょう?

ホトケノザ

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4年生が理科で観察している花にホトケノザがありました。ホトケノザは,比較的古い時期の外来植物のようですが,道端や空き地に咲くホトケノザのある風景は,すっかり,「日本の風景」となっています。名前の由来は,花の下にある葉が茎を包み込むようになっているので,これを仏様の蓮華座に見立てたようです。

花の形は,蜜だけ横取りされないように,長い筒状になっています。花の上側にオレンジ色の雄しべがあります。蜜を吸いに来たハチなどの背中に花粉がつく仕掛けになっているようです。植物の巧みな作戦に驚きます。

福岡の自然368(オオタカ)

オオタカはつくばみらい市の食物連鎖のトップにたつ生き物です。福岡の里山や谷津田の上空を舞う姿は、まさに福岡の豊かな自然を象徴する存在です。

明日から始まる新年度。福岡小の子ども達も、さらに大きく羽ばたいて成長していけるようご協力、ご支援をお願いいたします。

福岡の自然367

 

福岡の地形は福岡小がある台地と水田地帯、それをつなぐ斜面とが南北に続いています。斜面は土地利用が難しいため斜面林となっていて、多様な生き物が見られます。野鳥のカワセミもやってきます。

 

神社は社寺林を伴います。社寺林は、神が宿るとされ、手つかずの自然が残る可能性があります。そのため、この地域で最も強い樹木が残ります。つくばみらい市ではスダジイやシラカシが残る神社が多く見られます。

 

 

谷津田に隣接する雑木林はこの写真のように、下草を刈ると春植物(キンラン、フデリンドウなど)が芽生え、 いろいろな種類の植物とそれを食する昆虫や野鳥も多くやってきます。

福岡の自然は、長い年月をかけて多くの人の願いと労働の糧にできた素晴らしい自然です。