新しいホームページのお知らせ

 3月1日(金)より、本校ホームページをリニューアルしました。

(画像をクリックすると、新しいホームページをご覧いただけます。)

 

・3月17日(日)までは、これまでのホームページでも同じ内容を掲載します。

・3月18日(月)以降は、新しいホームページで情報提供を行います。

・「ブックマーク」や「お気に入り」にご登録されている方は設定の変更をお願いいたします。

[情報提供]「いばらきポリス」でお住まいの地域の犯罪情報を知ろう

〇 茨城県警察からお知らせします。

  茨城県警察では、防犯アプリ「いばらきポリス」が運用されています。

〇「いばらきポリス」には、

 ・犯罪マップ(犯罪情報が地図上に表示)

 ・交通事故情報(地図上に表示)

 ・ひばりくん防犯メール

 ・県警ホームページ

・県警SNSの閲覧

の機能があり、更に、

・家族や知人間での位置情報通知機能

   ・防犯ブザー機能

   ・パトロール支援機能

  も搭載されています。

〇 お住まいの地域やお子様の通学路の不審者情報や犯罪・交通事故情報などを知り、被害を未然に防ぐため、「いばらきポリス」をダウンロードして、防犯対策に活用してください。

「いばらきポリス」の説明サイト

・「いばらきポリス」のインストールはこちら
【iOS】

【Android】

生徒会から1、2年生のへのメッセージ

 今日は、みなさんにお伝えしたいことが2つあります。

 1つ目は、交通安全教室の実施についてです。

 以前、実施した通学路に関すアンケートの中で、危険な場所に立っている先生や保護者の方に、あいさつをしている人が少ないことが分かりました。全体の65%でした。これからは 大きな声であいさつをしましょう。

 

 また、1列で走行している人が、全体の43%でした。限られた人かしか、ルールを守っていないことが分かりました。並列走行をすると、友達の自転車のハンドルと接触しそうなくらい近づいたり、車や歩行者の通行のさまたげになったりします。

 その結果、事故につながることもあるので、並列走行をせず、1列で走行しましょう。そのため、もう一度、登下校時のルールを確認するために、4月下旬に交通安全教室を実施します。

 2つ目は卒業式の様子についてです。

 前生徒会長から在校生にメッセージがありました。 その中でとくに印象に残っている言葉は、「最後まで楽しく中学校生活を過ごせることを、心から願っている」という言葉です。

 

 友達と話したり遊んだりして楽しく過ごすこともいいのですが、部活や勉強を全力で取り組むことも必要だと思います。

 

 3年生はみなさんのあこがれだったと思います。そんな3年生の姿に近づくために、これからも元気張っていきましょう。

 

令和6年3月14日

2年生徒会役員

生徒が今、この瞬間、伊奈中で学んでいたことを残す ~PTA広報誌「茨城県新聞教育研究会長賞」を受賞~

 3月2日(土)、茨城県立図書館で開催された「茨城県教育広報・NIEコンクール」表彰式で、本校のPTA広報誌が「茨城県新聞教育研究会長賞」を受賞した。

 折しも前日の1日(金)には、本校PTA広報誌「はばたき140号」が配付されたところ。

 

 登壇して賞状を受け取ったPTA広報委員さんは、

「本当に楽しかったという感想しかない。」

と、この1年間の活動を振り返った。

 

 いっしょに参加したPTA役員さんは、

「生徒が今、この瞬間、伊奈中で学んでいたことを残し、かけがえのない時間を家族で共有している姿を思い浮かべながら、広報誌を作ってきた。卒業アルバムと一緒にずっと保管して、何年後かに読み返していただけたら。」

と、話した。

卒業証書授与式を終えて ~生徒指導だより「岳」第4号より~

 3月11日に第54回の伊奈中学校卒業証書授与式が行われました。卒業生は、一人一人立派な姿を見せていました。何度参加しても卒業式は感慨深い行事です。実際、行っていることは儀式的行事なので、形式的な事が多いのですが、様々感情が刺激されます。それは、卒業式が中学生生活のゴールであり、最後の授業、到達点だからなのでしょう。

 

 今回は、卒業式を終えて、シンガーソングライターの中島みゆきさんの『永久欠番』という曲から卒業ということ、学校生活について考えてみましょう。

 永久欠番とは、野球やバスケットなど背番号のあるスポーツで、功績のあった人物の番号を特別な番号として使用しない(欠番とする)ことです。『永久欠番』の歌詞の一部を確認してみましょう。

永久欠番

作詞・作曲 中島みゆき

どんな立場の人であろうと

いつかはこの世におさらばをする

たしかに順序にルールはあるけど

ルールには必ず反則もある

街は回ってゆく

人一人消えた日も

何も変わる様子もなく

忙しく忙しく先へと

(略)

百億の人々が 忘れても  見捨てても

宇宙の掌の中  人は永久欠番

 

 この歌の解釈や受け取り方は人によって異なりますが、社会の中での一人一人の存在という点がテーマになっています。

 卒業式だけでなく、3月は別れの季節です。それまで伊奈中学校の一員であった3年生がいなくなる。先生方が異動となっていなくなる。

 それでも伊奈中学校での学校生活は続けられ、一見して何事もなかったかのように学校は忙しく先へと回っていきます。古い思い出の上に新しい思い出が重ねられていき、やがて忘れられていくものなのかもしれません。

 ですが、この1年間、2年間、3年間という時間を同じ伊奈中学校で過ごしてきた後輩や先生方からすると、卒業した生徒なしに、伊奈中学校での生活を考える事はできません。卒業していった3年生の姿、その存在というものは、伊奈中学校の歴史の中での「永久欠番」、かけがえのないものです。

 残された在校生は、学校生活の中で3年生が支えていたこと、3年生が担っていたことを引き継ぎ、新入生を迎え入れて、新年度の伊奈中学校を創り出していきましょう。

「強く、正しく、美しく」の揃った最上級生を目指す ~卒業式 送辞~

送辞

 中通川にかかる 伊奈中橋を渡る際、 足先まで冷え切るような寒さの冬もようやく過ぎ去りました。柔らかな早春の日差しの中、新たな芽吹きを迎えようとしている草木や小風。その全てが先輩方の卒業を祝っているようです。卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます、在校生を代表し、心よりお祝 い申し上げます。

 先輩方と過ごした日々には語り切れない程、 素晴らしい思い出が沢山つまっています。その全てが 私達ひとりひとりの胸に刻まれています。

 先輩方の入学式は、新型コロナウイルス感染症予防のため、二回に分けて行われました。そのことにより、今まで当たり前に行われてきたことのありがたさを改めて感じることができました。

 

 

 三年生の五月の修学旅行、一年生や二年生の頃よりも感染症は落ち着き、制限のないありがたい行事を心から楽しんだことだと思います。

 

 

 

 六月の総合体育大会、先輩方の引退試合 でした。満足な結果だったり、悔しい思いをした 全力で戦う先輩方が私達在校生には とてもかっこ良く見えました。

 

 

 十月の体育祭・最初で最後の縦割りの体育祭でした。先輩方もはじめての試みの中、競技の企画、運営やクラスを超えた応援団の編成など、私達を引っ張って大成功に 導いていましたね。唯一、先輩方と一緒に活動できたイベントで、他のイベントとは比べ物にならないくらいの熱い思いが伝わってきました。

 最上級生としての有り方を学ぶことができた、 たいへん良い経験となりました。

 

 十一月の稲穂祭では旧生徒会の先輩方や実行委員の先輩などに様々な場面で助言を頂いたり、手を差しのべて頂いたりと、たくさんお世話になりました。

 また、合唱では、迫力のある心動かされる歌声、気持ちを沢山込めた大きな指揮けんばん一つ一つに想いをのせたピアノの伴奏。私達在校生はその全てに心惹かれ、あこがれを感じました。

 有志の学習発表では、それぞれの教科で学んだことを生かし、たくさん楽しませて 頂きました。

 

 

 

 先輩方から私達は、はじけるような元気、最後まで諦めない姿勢、伊奈中生としての伝統を受け継ぐ思いを見て学んできました。先輩方はいつも私達在校生に「手本」を示して頂きました。

 

 私達も伊奈中生として先輩方のような、「強く、正しく、美しく」の揃った最上級生を 目指していきます。

 

 最後になりますが、先輩方はこれから、 それぞれ違うステージで活躍することと思います。それぞれが違うステージに立っていても、この伊奈中学校で学んだことは先輩方の支えになるはずです。

 

 挫折しそうになっても 先輩方はこの伊奈中学校の卒業生です。そんな誇りを持って堂々と前に進んで行かれることを願っています。 その先に、大きな喜びと希望が満ち溢れていることを在校生一同、心よりお祈り申し上げます。

 

 皆様のご活躍とご多幸を祈念して、送辞と致します。

 

令和六年三月十一日

在校生代表

少しずつ大人に近づいていく姿を見守って ~第54回卒業証書授与式~

「♫ 新しい 光を 浴びて- ♪」

 生徒と教職員が歌う校歌が、4年ぶりに体育館に響いた。

 3月11日(月)9時、第54回目となる卒業証書授与式が開式。

 

 小松﨑校長は、3年生一人一人に卒業証書が授与した後、式辞の中で、13年前の東日本大震災や、ウクライナやイスラエルでの紛争に触れ、

「命を大切に、前向きに生きて。」

とはなむけの言葉を贈った。保護者には、

「これからも、生徒のいちばんの良きサポーターでいて。」

と話した。

 

 生徒会長は、送辞の中で、

「はじけるような元気、最後まで諦めない姿勢、伊奈中としての伝統を受け継ぐ思いを見て学んできた。私たちも、先輩方のような『強く 正しく 美しく』のそろった最上級生を目指していく。」

と決意を述べた。

 

 卒業生を代表して、前生徒会長は1、2年生に、

「1、2年生がいてくれたからこそ、私たちはお手本になろうと常にかっこいい自分たちを目指すことができた。1,2年生の声援やサポートがあったからこそ、私たちは元気に楽しく目一杯先輩として学校生活を送ることができた。」

 保護者に対しても、

「15年間、多くの愛を注いでくれて、育ててくれてありがとう。これから私たちは、自分で選んだ道に一歩踏み出し、少しずつ大人に近づいていく姿を見守って。」

と感謝の気持ちを伝えた。

 

 式が終わると、3年生全員がステージに上がり、「あなたへ~旅立ちに寄せるメッセージ」を合唱。

 

 

 保護者や教職員が見守る中、会場を後にした。

役に立ててうれしい ~能登半島地震災害義援金募金~

「よろしくお願いします。」

 3月12日(火)16時。生徒会役員9名が、会議室に集まった。2月に行った「能登半島地震災害義援金募金」を、つくばみらい市社会福祉協議会の方に手渡した。

 

「能登半島地震への募金は、みなさん関心が高く、問い合わせをたくさんいただいている。お預かりした募金を、被災者の方に役立てていただけるよう、茨城県を通してお届けします。」

と、つくばみらい市福祉協議会の担当者。

 

「私たちと同じ中学生も被災しているので、学校として少しでも役に立つことができて、うれしい。」

と生徒会長。

夢を持ち続けて ~茨城県立高校合格証の配付~

「おめでとう!」

小雨が降る中、3年生が武道場に集まってきた。

 

 3月12日(火)11時30分。茨城県立高校に合格した3年生が、3年生担当教員より、合格証を受け取った。

「これからの人生ではいろいろなことがあると思う。夢を持ち続けて過ごして。」
と小松﨑校長。

 

 合格証を手にした3年生は、雨の上がった通学路を帰宅していった。

自分自身の意思で道を選択し歩み続ける ~卒業式 答辞~

答辞

 やわらかな日差しが注ぎ、春の訪れを感じる季節となりました。この良き日に、私たち百八十五名は、それぞれの人生で出会う選択の幅を広げ挑み続けられるよう、新たな出会いと可能性が広がる未来を目指し、この伊奈中学校を卒業します。本日は私たち卒業生のために、このような晴れやかで、心温まる式を挙行していただき、ありがとうございます。また、ご出席くださいました先生方、そして保護者の皆様に、卒業生一同、心よりお礼申し上げます。

 在校生の皆さん、先ほどは温かい送辞をありがとうございました。在校生の皆さんからすれば、私たち三年生に感謝をしているのかもしれませんが、それを大きく上回るくらいに私たちも在校生に感謝をしています。一・二年生がいてくれたからこそ、私たちはお手本になろうと常にかっこいい自分たちを目指すことができました。また、部活動に所属していた三年生にとっては、一・二年生の大きな声援やサポートがあったからこそ、私たちは元気に楽しく目一杯先輩として学校生活を送ることができました。

 

そして、二月二十九日。茨城県立入試が終わり、私たちは受験を終えたリラックスした気持ちで学校に行きました。すると、校内は素敵な飾りで明るく彩られていて、とても驚きました。やっと受験が終わったという落ち着いた気持ちと共に、私たちのために飾り付けをしてくれた在校生に、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。本当にありがとうございました。学年が上がるにつれ、周囲からの期待や重圧が増えていきますが、仲間たちと支え合い、最後まで楽しく中学校生活を過ごせることを心から願っています。

 

 卒業生の皆さん、私たちが伊奈中学校で過ごした日々を思い返してみてください。

 入学式の日、担任の先生はどんな人かなと気になったり、いろいろな小学校からたくさんの生徒が集まるために、どんな人がいるのかなとわくわくしていました。

 

 

そんな中、私たちの心に暗い雲がさしかかりました。新型コロナウイルスです。新型コロナウイルスの影響で授業がリモートになり、このままで楽しい中学校生活が過ごせるのか、最後に笑顔で卒業できるのか、大きな不安が私たちを襲いました。

 

ですが、少しずつ日常が戻っていき十月には第一学年のみという短縮された形ではありましたが、先生方のおかげで無事に体育祭が開催されましたね。

 

 

そして、一月には二年生と共に群馬県へスキー宿泊学習に行くことができました。真っ白な雪の上を友達と笑い合いながら滑ったり、友達の部屋に遊びに行って話したりなど、たくさんのよい思い出ができた行事になりましたね。

 

 

 三年生になり、新しいクラスにも慣れてきた頃には、京都・奈良への修学旅行がありました。自由行動の日には、配られたカメラを使って思い出をたくさんの写真に収めました。部屋の中でも、もう一度戻りたいと思えるような最高に楽しい時間を過ごしましたね。

 

そして十月には体育祭が全学年合同で開催されました。私たちにとって、全学年で行う体育祭は中学校生活で、最初で最後でした。みんなが全力で楽しく競技に取り組み、最高学年らしい姿や笑顔を私たちは絶対に忘れないと思います。

 

 一日一日を思い返すととても充実した日々が続いていました。ですが、「三年間」を振り返ってみると、あっという間だったなと感じます。大人になっても思い返すであろう中学校生活をこの百八十五人の仲間達過ごすことができ、本当によかったです。言葉にできないほど楽しい三年間でした。本当にありがとう。

 

 そして先生方。私たちの学校生活の中で絶対に必要だったのは先生方でした。先生方にとって私たちの学年はどのような生徒がいて、どのような存在だったでしょうか。私は、本当に個性豊かで仲がよく、笑い声が絶えない学年だったなと思います。しかし、時にはみんなの元気さが行き過ぎで、他の友達が嫌な思いをすることもありました。そんなときに、先生方は私たちを叱ってくださり、反省の時間を与えてくださいました。嫌な思いをする人が誰一人いなくなり、よい学年になるよう何度も何度もご指導いただきました。そんな先生方の努力のおかげで今私たちは笑顔で卒業することができます。先生方が優しく、時に厳しく接してくれたことは、ずっと私たちの心に残るはずです。勉強の面でもいつも支えてくださった先生方が、私たちは大好きです。三年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

 そして、私たちには大きな大きな感謝を伝えなければならない相手がいます。家族です。勉強や部活動で「友達に抜かされてしまう」「〇〇ができない自分が嫌だ」とプレッシャーを感じたり自分が嫌になったり、多くのことに悩んだり、苦しんだ時に、ずっとそばにいて私たちを救ってくれていたのは家族です。それだけではありません。送り迎えをしてくれたり、体調を心配してくれたり、栄養バランスの整った食事を作ってくれました。よく、「進路やこの先の道は自分で決めるように」と言われます。進路には、多くの道があり、自分一人で決めるにはとても難しく私たちは悩みに悩んできました。そんな状況の中、アドバイスをくれたり、自分の道に光を与えてくれたのも家族です。そして、最終的には自分でこの先の道を決めることができました。そんな家族に対して、多くの人が照れくさくて普段言えていないことがあります。十五年間、多くの愛を注いでくれて、育ててくれてありがとう。これから私たちは、自分で選んだ道に一歩踏み出していきます。少しずつ大人に近づいていく姿を見守ってください。

 最後になりましたが、いつも元気でいる仲間や後輩、指導してくださった先生方、どんな時でも見守ってくれた家族。全ての人のおかげで、今の私たちがいて、本日、卒業の日を迎えることができました。卒業生を代表して、心よりお礼申し上げます。

 これから先、自分が嫌になることや、苦しいことが、成長すればするほど増えていくと思います。ですが、そんなときこそ伊奈中学校で学んだことや過ごした日々を思い出して、一人一人違った輝ける才能を生かし、自分自身の意思で道を選択し歩み続けることを誓います。

 伊奈中学校のさらなる発展を願い、答辞といたします。

令和六年三月十一日

第五十四回卒業生代表