卒業証書授与式を終えて ~生徒指導だより「岳」第4号より~

 3月11日に第54回の伊奈中学校卒業証書授与式が行われました。卒業生は、一人一人立派な姿を見せていました。何度参加しても卒業式は感慨深い行事です。実際、行っていることは儀式的行事なので、形式的な事が多いのですが、様々感情が刺激されます。それは、卒業式が中学生生活のゴールであり、最後の授業、到達点だからなのでしょう。

 

 今回は、卒業式を終えて、シンガーソングライターの中島みゆきさんの『永久欠番』という曲から卒業ということ、学校生活について考えてみましょう。

 永久欠番とは、野球やバスケットなど背番号のあるスポーツで、功績のあった人物の番号を特別な番号として使用しない(欠番とする)ことです。『永久欠番』の歌詞の一部を確認してみましょう。

永久欠番

作詞・作曲 中島みゆき

どんな立場の人であろうと

いつかはこの世におさらばをする

たしかに順序にルールはあるけど

ルールには必ず反則もある

街は回ってゆく

人一人消えた日も

何も変わる様子もなく

忙しく忙しく先へと

(略)

百億の人々が 忘れても  見捨てても

宇宙の掌の中  人は永久欠番

 

 この歌の解釈や受け取り方は人によって異なりますが、社会の中での一人一人の存在という点がテーマになっています。

 卒業式だけでなく、3月は別れの季節です。それまで伊奈中学校の一員であった3年生がいなくなる。先生方が異動となっていなくなる。

 それでも伊奈中学校での学校生活は続けられ、一見して何事もなかったかのように学校は忙しく先へと回っていきます。古い思い出の上に新しい思い出が重ねられていき、やがて忘れられていくものなのかもしれません。

 ですが、この1年間、2年間、3年間という時間を同じ伊奈中学校で過ごしてきた後輩や先生方からすると、卒業した生徒なしに、伊奈中学校での生活を考える事はできません。卒業していった3年生の姿、その存在というものは、伊奈中学校の歴史の中での「永久欠番」、かけがえのないものです。

 残された在校生は、学校生活の中で3年生が支えていたこと、3年生が担っていたことを引き継ぎ、新入生を迎え入れて、新年度の伊奈中学校を創り出していきましょう。

「強く、正しく、美しく」の揃った最上級生を目指す ~卒業式 送辞~

送辞

 中通川にかかる 伊奈中橋を渡る際、 足先まで冷え切るような寒さの冬もようやく過ぎ去りました。柔らかな早春の日差しの中、新たな芽吹きを迎えようとしている草木や小風。その全てが先輩方の卒業を祝っているようです。卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます、在校生を代表し、心よりお祝 い申し上げます。

 先輩方と過ごした日々には語り切れない程、 素晴らしい思い出が沢山つまっています。その全てが 私達ひとりひとりの胸に刻まれています。

 先輩方の入学式は、新型コロナウイルス感染症予防のため、二回に分けて行われました。そのことにより、今まで当たり前に行われてきたことのありがたさを改めて感じることができました。

 

 

 三年生の五月の修学旅行、一年生や二年生の頃よりも感染症は落ち着き、制限のないありがたい行事を心から楽しんだことだと思います。

 

 

 

 六月の総合体育大会、先輩方の引退試合 でした。満足な結果だったり、悔しい思いをした 全力で戦う先輩方が私達在校生には とてもかっこ良く見えました。

 

 

 十月の体育祭・最初で最後の縦割りの体育祭でした。先輩方もはじめての試みの中、競技の企画、運営やクラスを超えた応援団の編成など、私達を引っ張って大成功に 導いていましたね。唯一、先輩方と一緒に活動できたイベントで、他のイベントとは比べ物にならないくらいの熱い思いが伝わってきました。

 最上級生としての有り方を学ぶことができた、 たいへん良い経験となりました。

 

 十一月の稲穂祭では旧生徒会の先輩方や実行委員の先輩などに様々な場面で助言を頂いたり、手を差しのべて頂いたりと、たくさんお世話になりました。

 また、合唱では、迫力のある心動かされる歌声、気持ちを沢山込めた大きな指揮けんばん一つ一つに想いをのせたピアノの伴奏。私達在校生はその全てに心惹かれ、あこがれを感じました。

 有志の学習発表では、それぞれの教科で学んだことを生かし、たくさん楽しませて 頂きました。

 

 

 

 先輩方から私達は、はじけるような元気、最後まで諦めない姿勢、伊奈中生としての伝統を受け継ぐ思いを見て学んできました。先輩方はいつも私達在校生に「手本」を示して頂きました。

 

 私達も伊奈中生として先輩方のような、「強く、正しく、美しく」の揃った最上級生を 目指していきます。

 

 最後になりますが、先輩方はこれから、 それぞれ違うステージで活躍することと思います。それぞれが違うステージに立っていても、この伊奈中学校で学んだことは先輩方の支えになるはずです。

 

 挫折しそうになっても 先輩方はこの伊奈中学校の卒業生です。そんな誇りを持って堂々と前に進んで行かれることを願っています。 その先に、大きな喜びと希望が満ち溢れていることを在校生一同、心よりお祈り申し上げます。

 

 皆様のご活躍とご多幸を祈念して、送辞と致します。

 

令和六年三月十一日

在校生代表

少しずつ大人に近づいていく姿を見守って ~第54回卒業証書授与式~

「♫ 新しい 光を 浴びて- ♪」

 生徒と教職員が歌う校歌が、4年ぶりに体育館に響いた。

 3月11日(月)9時、第54回目となる卒業証書授与式が開式。

 

 小松﨑校長は、3年生一人一人に卒業証書が授与した後、式辞の中で、13年前の東日本大震災や、ウクライナやイスラエルでの紛争に触れ、

「命を大切に、前向きに生きて。」

とはなむけの言葉を贈った。保護者には、

「これからも、生徒のいちばんの良きサポーターでいて。」

と話した。

 

 生徒会長は、送辞の中で、

「はじけるような元気、最後まで諦めない姿勢、伊奈中としての伝統を受け継ぐ思いを見て学んできた。私たちも、先輩方のような『強く 正しく 美しく』のそろった最上級生を目指していく。」

と決意を述べた。

 

 卒業生を代表して、前生徒会長は1、2年生に、

「1、2年生がいてくれたからこそ、私たちはお手本になろうと常にかっこいい自分たちを目指すことができた。1,2年生の声援やサポートがあったからこそ、私たちは元気に楽しく目一杯先輩として学校生活を送ることができた。」

 保護者に対しても、

「15年間、多くの愛を注いでくれて、育ててくれてありがとう。これから私たちは、自分で選んだ道に一歩踏み出し、少しずつ大人に近づいていく姿を見守って。」

と感謝の気持ちを伝えた。

 

 式が終わると、3年生全員がステージに上がり、「あなたへ~旅立ちに寄せるメッセージ」を合唱。

 

 

 保護者や教職員が見守る中、会場を後にした。

自分自身の意思で道を選択し歩み続ける ~卒業式 答辞~

答辞

 やわらかな日差しが注ぎ、春の訪れを感じる季節となりました。この良き日に、私たち百八十五名は、それぞれの人生で出会う選択の幅を広げ挑み続けられるよう、新たな出会いと可能性が広がる未来を目指し、この伊奈中学校を卒業します。本日は私たち卒業生のために、このような晴れやかで、心温まる式を挙行していただき、ありがとうございます。また、ご出席くださいました先生方、そして保護者の皆様に、卒業生一同、心よりお礼申し上げます。

 在校生の皆さん、先ほどは温かい送辞をありがとうございました。在校生の皆さんからすれば、私たち三年生に感謝をしているのかもしれませんが、それを大きく上回るくらいに私たちも在校生に感謝をしています。一・二年生がいてくれたからこそ、私たちはお手本になろうと常にかっこいい自分たちを目指すことができました。また、部活動に所属していた三年生にとっては、一・二年生の大きな声援やサポートがあったからこそ、私たちは元気に楽しく目一杯先輩として学校生活を送ることができました。

 

そして、二月二十九日。茨城県立入試が終わり、私たちは受験を終えたリラックスした気持ちで学校に行きました。すると、校内は素敵な飾りで明るく彩られていて、とても驚きました。やっと受験が終わったという落ち着いた気持ちと共に、私たちのために飾り付けをしてくれた在校生に、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。本当にありがとうございました。学年が上がるにつれ、周囲からの期待や重圧が増えていきますが、仲間たちと支え合い、最後まで楽しく中学校生活を過ごせることを心から願っています。

 

 卒業生の皆さん、私たちが伊奈中学校で過ごした日々を思い返してみてください。

 入学式の日、担任の先生はどんな人かなと気になったり、いろいろな小学校からたくさんの生徒が集まるために、どんな人がいるのかなとわくわくしていました。

 

 

そんな中、私たちの心に暗い雲がさしかかりました。新型コロナウイルスです。新型コロナウイルスの影響で授業がリモートになり、このままで楽しい中学校生活が過ごせるのか、最後に笑顔で卒業できるのか、大きな不安が私たちを襲いました。

 

ですが、少しずつ日常が戻っていき十月には第一学年のみという短縮された形ではありましたが、先生方のおかげで無事に体育祭が開催されましたね。

 

 

そして、一月には二年生と共に群馬県へスキー宿泊学習に行くことができました。真っ白な雪の上を友達と笑い合いながら滑ったり、友達の部屋に遊びに行って話したりなど、たくさんのよい思い出ができた行事になりましたね。

 

 

 三年生になり、新しいクラスにも慣れてきた頃には、京都・奈良への修学旅行がありました。自由行動の日には、配られたカメラを使って思い出をたくさんの写真に収めました。部屋の中でも、もう一度戻りたいと思えるような最高に楽しい時間を過ごしましたね。

 

そして十月には体育祭が全学年合同で開催されました。私たちにとって、全学年で行う体育祭は中学校生活で、最初で最後でした。みんなが全力で楽しく競技に取り組み、最高学年らしい姿や笑顔を私たちは絶対に忘れないと思います。

 

 一日一日を思い返すととても充実した日々が続いていました。ですが、「三年間」を振り返ってみると、あっという間だったなと感じます。大人になっても思い返すであろう中学校生活をこの百八十五人の仲間達過ごすことができ、本当によかったです。言葉にできないほど楽しい三年間でした。本当にありがとう。

 

 そして先生方。私たちの学校生活の中で絶対に必要だったのは先生方でした。先生方にとって私たちの学年はどのような生徒がいて、どのような存在だったでしょうか。私は、本当に個性豊かで仲がよく、笑い声が絶えない学年だったなと思います。しかし、時にはみんなの元気さが行き過ぎで、他の友達が嫌な思いをすることもありました。そんなときに、先生方は私たちを叱ってくださり、反省の時間を与えてくださいました。嫌な思いをする人が誰一人いなくなり、よい学年になるよう何度も何度もご指導いただきました。そんな先生方の努力のおかげで今私たちは笑顔で卒業することができます。先生方が優しく、時に厳しく接してくれたことは、ずっと私たちの心に残るはずです。勉強の面でもいつも支えてくださった先生方が、私たちは大好きです。三年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

 そして、私たちには大きな大きな感謝を伝えなければならない相手がいます。家族です。勉強や部活動で「友達に抜かされてしまう」「〇〇ができない自分が嫌だ」とプレッシャーを感じたり自分が嫌になったり、多くのことに悩んだり、苦しんだ時に、ずっとそばにいて私たちを救ってくれていたのは家族です。それだけではありません。送り迎えをしてくれたり、体調を心配してくれたり、栄養バランスの整った食事を作ってくれました。よく、「進路やこの先の道は自分で決めるように」と言われます。進路には、多くの道があり、自分一人で決めるにはとても難しく私たちは悩みに悩んできました。そんな状況の中、アドバイスをくれたり、自分の道に光を与えてくれたのも家族です。そして、最終的には自分でこの先の道を決めることができました。そんな家族に対して、多くの人が照れくさくて普段言えていないことがあります。十五年間、多くの愛を注いでくれて、育ててくれてありがとう。これから私たちは、自分で選んだ道に一歩踏み出していきます。少しずつ大人に近づいていく姿を見守ってください。

 最後になりましたが、いつも元気でいる仲間や後輩、指導してくださった先生方、どんな時でも見守ってくれた家族。全ての人のおかげで、今の私たちがいて、本日、卒業の日を迎えることができました。卒業生を代表して、心よりお礼申し上げます。

 これから先、自分が嫌になることや、苦しいことが、成長すればするほど増えていくと思います。ですが、そんなときこそ伊奈中学校で学んだことや過ごした日々を思い出して、一人一人違った輝ける才能を生かし、自分自身の意思で道を選択し歩み続けることを誓います。

 伊奈中学校のさらなる発展を願い、答辞といたします。

令和六年三月十一日

第五十四回卒業生代表

命を大切に、前向きに生きて ~卒業式 式辞~

式辞

 柔らかな光が降りそそぎ、校内の梅の花の香も漂い、春の訪れが感じられる季節となりました。式場は、1、2年生が準備してくれたサイネリアやペチュニアの花で飾られています。本日ここに保護者の皆様方と共に、第54回卒業証書授与式ができますことを嬉しく思います。

 

 ただ今、卒業証書を授与した185名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。私が皆さんと過ごした1年間は、新型コロナウィルス感染症が5類となり、様々な活動が通常に戻りつつある中でした。4年ぶりとなる3学年そろっての縦割りでの体育祭では、学年を超えて一緒に競技したり応援したりして、伊奈中生としての絆を紡ぐことができました。

文化祭では、各学級での毎日の練習の成果を発揮し、体育館に美しいハーモニーを響かせました。どちらも生徒会を中心に、実行委員会を組織し、皆さん一人一人が伊奈中学校の良きリーダーとして頑張ってくれました。学習面でも、いつも落ち着いた態度で授業に取り組み、1、2年生の模範となってくれました。本当に素晴らしい活躍でした。

 

 皆さんにとって伊奈中学校での3年間はどんな3年間だったでしょうか。中学校生活で一番印象に残っているのは何でしょうか。修学旅行、スキー学習、部活動の総合体育大会など。いま、様々な場面が皆さんの心の中で、思い出されていることと思います。中学校生活も今日で終わり、4月からは義務教育ではなく、自分の選択した道へ歩んでいきます。新しい一歩を踏み出す皆さんに、二つのことをお話しして餞の言葉といたします。

 

 一つ目は「命を大切にする」ということです。今日3月11日は13年前に「東日本大震災」が起きた日です。今年の1月1日にも能登半島地震が起きました。地震や台風などの自然災害は、突然起こり大切なものを奪っていきます。また、私たちを取り巻く世界は、これまでの平和や協調の時代から、様々な紛争や対立の時代へと変化をしています。今この時もウクライナとロシアやイスラエルとハマスの間で戦争が行われています。この戦争はいつ終わるのでしょうか。なぜ、自分の命や家族の命は大切なのに、隣の国の人の命は大切にしないのでしょうか。皆さんの命は一つだけですが、その命はお父さんとお母さんから授けられたものであり、人類の歴史が始まってから700万年の間延々と受け継がれてきた命です。お父さんとお母さん、お祖父さんやお祖母さん、曾お祖父さんや曾お祖母さん、その間の誰かひとりが欠けても皆さんは存在しないのです。それは他の人も同じです。すべての命は尊く、かけがえのないものです。自分の命も、人の命も大切にしていってください。それができる人は、みんなから愛される人になれると思います。

 

 二つ目は、「前向きに生きる」ということです。これから皆さんには、たくさんの楽しいことが待っています。新しい学校、新しい友達、好きな人もできるかもしれません。でも、楽しいことばかりではなく辛いこともあると思います。どんなに辛いことがあっても、しっかりと前を向いて努力していれば、必ず楽しいことがまたやってきます。人類の歴史の中では、何度も災害や戦争など辛いことや悲しい事がありました。でもその度に皆さんのご先祖はそれを乗り越え前向きに生きてきました。だから、あなた方がここにいます。苦しくて苦しくてしょうがなくても、いつかはそれが薄れ、また、楽しいことがやってきます。明けない夜はありません。

 

 保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。この世に生を受け、ミルクがほしいと泣くことしかできなかった赤ん坊の頃から、少しずつできることが増え、と同時に、病気や怪我など、心配なことも増える毎日だったのではないでしょうか。中学生になり、この三年間、反抗期のお子様もいたのではないでしょうか。時には、叱り、励まし、心を痛められたこともあったかと思います。様々な経験を通して、お子様は、心も、身体も、立派に成長しました。本日のお子さんの姿をご覧になり、感慨も、ひとしおのことと存じます。保護者の皆様には、PTA活動へのご協力や部活動の大会での熱い声援など、よくお子さんを支えてくださいました。これからも、どうかお子さんの一番の良きサポーターでいてください。

 学校におきましても、時には子どもたちに対して、ルールの大切さや思いやりの大切さなど何度も言葉かけをしている担任の姿がありました。行き届かない点もあったことと思います。これまで、本校にお寄せいただきました、温かいご支援・ご協力に対しまして、教職員を代表して、お礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 卒業生の皆さん、お別れのときです。皆さんがこれからも、命を輝かせ、なかまと共に100%頑張れることをお祈りして、式辞といたします。

令和6年3月11日
つくばみらい市立伊奈中学校長
小松﨑 茂

不審者対応避難訓練

 2月5日(月)6校時、不審者への対応訓練を行いました。雪のため、時間を短縮しての訓練となりました。

 スライドを見て、不審者が来たら・・・。バリケードの作り方は・・・。と細かいところを確認しました。

 いざというときに、しっかり行動できるといいです。

生徒の心と体の健康について考える機会となった ~学校保健委員会~

 1月11日(木)13時25分、会議室で学校保健委員会が開かれた。

 学校歯科医の先生をお招きし、養護教諭、保健主事、体育主任、給食主任が、生徒の保健に対する取組について、保護者や教員に説明をした。

 

 養護教諭は、

「生徒の視力低下が気になっている。学校でも、学習用タブレットの使用時間が増えており、対策が必要。デジタル連絡ツール『スクリレ』で歯の治療をお願いした結果、昨年度よりも治療率が高くなった。医師を招いての性に関する講演会では、実施後に、生まれてきてよかった、自分のことが好きなど、生徒の自己肯定感が向上し、生徒の心に響く講演会となった。」

と、調査結果やアンケートをもとに説明。

資料:学校保健について

 

 

 

 保健主事は、

「自然災害に対応した避難訓練を実施した。本校は低い土地にあるため、水害を想定して、ハザードマップを使って自宅の位置を確認したり、マイタイムラインを作成し、生徒は、災害時にどう対応したらよいか、意識を高めた。」

と話した。大地震を想定した引き渡し訓練では、「今回の訓練を機会に、家の人と話し合いたい」という生徒が9割を超えていたアンケート結果を示し、訓練の効果を伝えた。

資料2 学校安全について

「安全点検、水害を想定した避難訓練」

 

「引き渡し訓練」

 

 

 

 体育主任は、コロナ禍で学年別だった体育祭を今年度、全学年合同で実施したことについて、生徒の感想をもとに、

「生徒どうしのつながりや、達成感を感じることができた。」

と説明。体力テストは、3年生男子と2年生女子の結果が良かったこと、握力とボール投げの結果が伸び悩んでいることを伝えた。

 

資料:学校体育について

 

 

 

 

 給食主任は、今年度と来年度以降の食物アレルギーをもつ生徒への対応について、説明した。

 

 参加した保護者からは、

「資料がしっかりしていて、伊奈中の保健教育に対する取組がなされていることが分かった。歯の治療は予約が取りづらく、治療率を上げるには、保護者の予約の壁がある。定期的に歯の予防に歯医者に通っている家庭は、歯の治療の勧告を受けても予約が取りやすい。定期的に歯のメンテナンスをすることの大切さを訴えていってはどうか。」

と提案があった。

 

「働き方改革と言われている中でも、伊奈中学校の先生方が頑張っていることが伝わってきた。時間を短くすることに重きが置かれているだけで、仕事の量は変わっていない気がしている。保護者や教育委員会も交えて考えていく必要がある。このままでは教員のなり手がいなくなってしまうように感じる。」

と学校歯科医の先生。

 

 小松﨑校長は、

「元日には能登半島地震、羽田の事故と、心を痛めることが続いた。生徒の安心、安全のため、自然災害への対応の重要性を考えた冬休みであった。今日は、生徒の心と体の健康について考える機会となった。」

と話した。

冬休みに、来年どんな年にしたいかを考えて ~オンライン集会~

「島根県に1年かけて動く砂時計があります。みなさんは、この1年どんなことが積もったでしょうか。」

 12月22日(金)14時30分過ぎ。オンライン全校集会の中で、生徒指導主事が、この1年間で学んだことを砂時計の砂にたとえて、生徒に振り返りを促した。

 冬休みの生活について、交通事故の防止、不審者への対応、SNSやネットの事件に巻き込まれないために気を付けてほしいことを話した。

「冬休みに、この1年間を、特に3年生は、伊奈中学校で過ごした3年間の日々を振り返って、来年をどんな年にしたいかを考えてみては。」

と結んだ。

悩みを解消しようともがいた先に、成長や成果が待っている ~オンライン全校集会~

「中学生として、いろいろな悩みを抱える時期ですが、悩みを解消しようともがいた先に、成長や成果が待っています。これからも、なかまと共に高めあい、みんなで頑張っていきましょう。」

 

 冬休み前の最終授業日の12月22日(金)、校長室では、オンライン全校集会の撮影が行われていた。

 

 教室では、生徒がモニターに映る小松﨑校長の話に耳を傾けた。

新年を迎える準備~大掃除~

 12月20日(木)5校時、大掃除が行われた。

 ふだんの掃除に加えて、窓拭き、マットのほこり払いなどをする生徒たち。

 1号館の1階では、3年生が窓拭きをしていた。

「楽しく掃除してます!!」

と、笑顔で取り組んでいた。

まだまだ活動中 ~体育祭の賞状と写真を掲示~

 12月15日(金)昼休み、1号館1階の廊下に、生徒が賞状を掲示しています。

「総合優勝 水色団」

「総合準優勝 黄緑色団」

 体育祭で行われた各種目の賞状と、当日の写真も掲示されています。

 

 作業を終えた体育祭実行委員の生徒は、

「体育祭から2か月がたちますが、まだまだ活動しています!!」

と、張り切っていました。

 

合唱コンクール16 3年6組「君とみた海」

(写真提供 PTA広報委員会)

最優秀賞!!

 

[審査員の講評]

・体を動かして表現している人が・・・◎

・ハーモニー 各パートバランスがとてもよい◎

・息のすい方までそろっておるので、フレーズはじめの音の出がしっかり合う。

・♪ 海よ~ からの安定感が◎ とにかくよい

・さいごのハミング 見事!!

・よいんをのこす終わり ステキでした!

・クレッシェンド fの表現も一体化していました!

 

・ソプラノ、テノール、アルトの声がバランスよく混ざり合い、美しいハーモニーを奏でることができていました。

 

・1つの曲を学級の仲間と共に創り上げようとする気持ちが心にせまってきました。

・「海よー海よ海よ」のハーモニーがすばらしく、とても感動しました。

・各パートのバランスがgood!

 

・どのパートも音が整っていてきれいな歌声でした。

・1つ1つの言葉を大切にして歌っているのだと言うことが伝わってきました。

・いつまでもきいていたい歌声でした。

 

・各パートの声がそろっていたので、全体のバランスもとてもよかった。

・のばすところの音程や声に安定感があった。

・流れるようなところのメリハリがよかった。

 

・すばらしいです。歌声より、とても気持ちが伝わってきました。

・表現、声量、表情とてもよかったです。

 

・バランスが良い。

・ソプラノ、アルトがすばらしかった。

・ハーモニーがとてもきれいだった。

・さすが3年生。

合唱コンクール15 3年2組「信じる」

優秀賞!

[審査員の講評]

・転調があると、ハーモニーのバランスがくずれがちなのに、それぞれのパートの音程がぴたっと合っている。とにかくハーモニーがすばらしい!!

・曲の中にドラマを感じる。

 やさしい、はげしい、あたたかい・・・など

・様々なことを感じさせる合唱。

・曲のどこをとっても安定感がある。

・さいごの音 1つにしかきこえない

 信じ「る」→ズレ0(ゼロ)!! 見事!!

 

・一人一人がしっかりと声を出し、その声がよく混じり合って、美しいハーモニーをつくり上げていました。

 

・曲想の違いを見事に表現していました。

・言葉を大切に、メロディーに気持ちを込めて歌っていました。

 

・曲の特徴をよく捉え、2組らしく歌いあげていたと思います。抑揚のとてもきれいに表現されていたと思います。

 

・強弱、抑揚がはっきりしていて、すごくよかった。

・各パートのバランスがとてもよかった。

・丁寧さが加わって、「信じる」の曲想にマッチしていた。

 

・合唱を通してまさしく仲間を信じる、という琴が伝わって来ました。

・ONE TEAMになってました!

 

・バランスが良い。上手。

・聞いていて気持ちよかった。

・どのパートもきれいだった。

・曲の変化をよくとらえている。

 

・バランスがよい。上手。

・聞いていて気持ちがよかった。

・どのパートもきれいだった。

・曲の変化をよくとらえている。

合唱コンクール14 3年4組「春に」

指揮者賞

[審査員の講評]

・「この気持ちは何だろう?」という迷いのあるフレーズを「なって」の小さな「っ」の表現まで細かな表現に気をつかっている◎

・フレーズ前の息のすい方までそろっているので、出だしが正確。

・合唱の中でどのパートが浮き立ってきけたらよいかを考えて、表現にむすびつけている!!見事!!

 

・各パートがバランス良く響き合って、美しいハーモニーを奏でることができていました。

 

・歌詞のひとつひとつを丁寧に歌い上げていました。指揮者の表現豊かな指揮に合わせて曲を表現しようとしていてすばらしかった。

 

・それぞれのパートが、きちんと音とりができていてハーモニーがとてもきれいでした。感動する合唱がつくられましたね。

 

・各パートのバランスがよくなって、ハーモニーがきれいだった。

・強弱や抑揚◎ テンポがよかった。

・曲想にとてもよくあっていた。

 

・とても良かったです。

・指揮者のリード、伴奏、歌声、すべてが一つになってました。

 

・曲の変化、強弱がすばらしい。引き込まれる。