不審な人物を校内で発見したら


「刃物が見えたので、職員室に連絡します。」

 校内で不審な人物役の生徒指導主事の教員を発見した養護教諭。さすまたを持った教員が、現場に急行し、不審な人物と対応します。

 2月2日(金)夕方、週明けに実施予定の不審者への対応訓練のリハーサルを実施。

 

 訓練を企画した保健主事の教員は、

「今回の訓練では、教員が不審者に向き合っている姿を、オンラインで生徒が視聴できるように工夫した。生徒の危機意識が高まれば。」

と、話す。

 

 警察と学校の橋渡し役であるスクールサポーターさんは、今回の訓練に当たり、

「一刻も早く警察へ通報を。警察到着までの10分間は、生徒の安全を第一に、教職員で踏ん張ってほしい。」

とアドバイス。

日々の取組が認められた ~「教育実践論文」で優秀校!~

 1月27日(土)15時、東京都港区のソニーシティ大﨑で、ソニー子ども科学教育プログラム「教育実践論文」の表彰式が行われ、小松﨑校長と研究を担当した理科教員が、ソニー教育財団の会長より賞状を受け取った。

 

 

 

 研究の中心となった、理科担当であり、教務主任を務める教員は、

「授業に意欲的な伊奈中学校の生徒の様子を、論文の中で表現した。今後は、環境について取り組んでいる方や、特色のある地域の中学校とオンラインで結んで、授業を展開し、生徒の良さを引き出し、それを知らせていきたい。」

と、話す。

 

「本校の理科担当の先生方が、科学が好きな生徒を育てるために、日々取り組んでいることが認められ、全国でも11校という優秀校に選ばれた。また、副賞として50万円と、4K液晶テレビ、ワイヤレスポータブルスピーカーもいただいた。今後、生徒の教育活動に役立てていきたい。」

と、小松﨑校長。

情報社会を生き抜く子どもたちを育てるために ~生徒指導研究部研修会~

 1月15日(月)14時30分過ぎ、第一理科室では、つくばみらい市教育研究会の生徒指導研究部員の研修会が開かれていた。

 

 研修を企画した生徒指導研究部の部長は、

「学習用タブレット端末が1人1台子どもたちに与えられ、各校で多く利用されるようになってきた。同時に、不適切な使い方や情報管理面で課題も見えてきた。子どもたちの生きる未来は情報社会。子どもの主体性を大切にしながら、各校が抱える課題を解決する方法を考えていければ。」

と話す。

 

「これからの生徒指導は、生徒が自己決定する機会が大切となる。情報社会に生きる子どもたちを育てていく取組にも同じことが言える。各校の実態に合った取組をお願いしたい。」

と、つくばみらい市教育委員会の生徒指導担当の指導主事。

 

 研修を終えた教員は、

「学習用タブレット端末の使い方に関して、各校で頭を悩ませていることが共有できた。」

「個人情報を守るために、必要な管理を強める必要があることを実感する一方で、正しい使い方を子どもたち自身が考えられるような取り組みをしていく必要があると感じた。」

と話し、会場を後にした。

科学が好きな子どもを育てることを目指して ~「教育実践論文」で優秀校!~

 ソニー教育財団主催の「2023年度ソニー子ども科学教育プログラム『教育実践論文』」で、本校が「優秀校」に選ばれた。

 

 科学が好きな子どもを育てることを目指して、理科担当の教員らの実践が認められた。

「授業に意欲的な伊奈中学校の生徒の様子を、論文の中で表現した。今後は、環境について取り組んでいる方や、特色のある地域の中学校とオンラインで結んで、授業を展開し、生徒の良さを引き出し、それを知らせていきたい。」

と、理科の教員。

「ICTの活用により、子どもたちが自分で方法や手段を選択できるようになるといった授業実践に、伊奈中学校の特色を感じる。

また、普段であれば交流が難しい他県の中学校との交流にも独創性を感じた。

そして、教科等横断的な授業として、英語、社会、美術、道徳といった教科での取組を通して、ウェルビーイングを進化させようとした取組にも意義を感じた。

地域とも連携し、学校全体での取組となることを期待している。」

と審査員。

 

 1月27日(土)で都内で表彰式が行われ、教育助成金として50万円と、4K液晶テレビ、ワイヤレスポータブルスピーカーが贈呈される予定。

生徒の安全な通学のために ~校内生活指導部の会議~

「横断が危険なこの場所を通らずに通学できるようにしたい。」

 1月15日(月)10時40分過ぎ、相談室では、各学年の生徒指導担当の教員と養護教諭が集まり、通学路についての検討をしていた。

 

「1週間、試行期間を設けて、実施後に生徒からアンケートをとってみてはどうか。」

「アンケートに、自転車の乗り方について意識が高まるような設問を入れては。」

 次々と意見が出される。

 

「2月の上旬に試行し、試行後の生徒の意見を踏まえて、来年度の生活のきまりに反映していきたい。」

と生徒指導主事。

すべての生徒の居場所のある学校をつくるために ~研修センターの講師を招いて~

 12月18日(月)15時、第一理科室に集まった本校の全教員。茨城県教育研修センターより講師を招いて、特別活動に関する研修を実施した。

 

 生徒全員が参画できる学級会活動の進め方、学級の中での生徒の居場所づくり、絆づくりの具体的な方策について、担当学年が異なる教員で構成されたグループで話し合った。

 

 

「学級の中での生徒の居場所づくり」のテーマのグループでは、

「生活アンケートに書かれたことを話し合う」

「ひとりでいる生徒の、本当の気持ちを知ろうとする」

「休んでいることのコミュニケーションは、生徒の特性を考えて、電話、直接会う、Googleクラスルームを利用するなど、どの方法がその子にとって良いのかを第一に考える」

などの意見が出された。

 講師は、

「まずは試してみることを大切にしてほしい。気付いたとその瞬間にほめることが大切。教員の基準が高いと、達成していない生徒をほめることができない。担任以外の教員が関わって認めていけるのが中学校の良いところ。教員同士が学ぶ機会をこれからも継続してほしい。」

とまとめた。

 

 参加した教員は、

「勉強になった。小学校教員を経験したいと思った。」

「学級の中の居場所づくりには答えがないこと、試すことが大切ということ聞いて、挑戦することが大切なんだと実感できた。」

「生徒は多様であって、すべての生徒が出来る取組は難しい。何か活動をしたときに、その活動に参加できない生徒とどう関わっていくかを考え続けていきたい。」

と話していた。

 

 研修を企画した生徒指導主事の教員は、

「担任の先生方は、担任としての力を付けたいと願っているのだと言うことを実感した。」

と振り返った。

 

 

「本校の教員が日々生徒と向き合いながら、業務に当たっている中で、今日の研修は、プラスになったと思う。今日の学びを今後の学級活動や学校行事で生かしていければ。」

と小松﨑校長。

授業力アップを目指して ~つくばみらい市教育委員会による訪問~

 10月19日(木)、つくばみらい市教育委員会から、教育長の町田先生、教育指導課の先生方が来校し、教員の授業を参観されました。

 これは、教員の授業力向上のため、全教員を対象に毎年1回行っているものです。

 

 

 

 

 

 

 

 放課後、教員一人一人の授業に対し、助言をいただきました。

 

「授業に真剣に向き合って、授業を大切にしている様子が見られた。生徒にもそれが通じていて、生徒から将来を生き抜く力を感じた。」

と、教育指導課長補佐。

 

よろしくお願いします ~伊奈中学校区交流研修~

「1日だけですが、伊奈中学校のこと教えてください。よろしくお願いします。」

9月19日(火)8時20分、1年3組には、陽光台小学校の先生が朝の会であいさつしていた。

 伊奈中学区では、若手教員の研修のため、小中学校間で教員が1日研修を行っている。

実際の生活で役立つ学習を ~本校の教員で研修内容を共有~

 8月4日(金)11時過ぎ、第一理科室では、先日行われた研修を受けた教員が、伝達をしていた。

 説明が終わると、

「説明を聞いて、自分の授業に取り入れられることを、グループの先生に話してください。」

と、研究主任の教員。各教科で話合いが始まった。

 

 研修を終えた教員は、

「生活の中に数学があることが実感できるように、必要に迫られる課題を設定していきたい。」

「単元の最後にパフォーマンス課題を出して、まとめているが、その課題を実際の場面に近づけ、実生活に役立てることができるようにしたい。」

と話していた。

関わり方をちょっと変えるだけで ~スクールカウンセラーによる研修~

「こんな相談を受けたら、どうしますか。」

 8月4日(金)9時、第一理科室では、本校の教員を前に、スクールカウンセラーが問いかけた。

 薬による治療と同じくらい効果があるとされる「認知行動療法」について、解説。

飲酒運転の先にある未来 ~コンプライアンス研修~

「飲酒運転で事故を起こすと、どんな未来が待っているのか、動画を見て、イメージしてください。」

 校内コンプライアンス研修担当の教員が、教職員に説明しています。

 

 7月10日(月)16時15分、コンプライアンアンス研修を実施しました。

 動画では、飲酒運転で事故を起こしてしまった会社員が、警察に逮捕され、家族、両親、職場の仲間の人生まで狂わせてしまう様子が描かれていました。

「このぐらいはいいだろうという意識が、家族や同僚など身近な人々の信頼を失ってしまう。飲酒運転は一人の人間としてしてはいけない。改めて飲酒運転の怖さ、事故後の悲惨さを実感してもらえれば。」

と、研修を企画した教員。

 

〇使用した動画

 福岡県警察制作「もう、誰もあなたを信じない~すべてを失う飲酒運転の代償~」

教科の枠を越えてわくわくする学びを創る ~講師を招いて研修~

「つくばみらい市には、どのようなモビリティ(移動手段)が必要だと考えられますか。」

 6月26日(月)15時、第一理科室に集まった本校の全教員を前に、茨城県教育研修センターの講師が問いかけた。

 

「市に本屋がないので、移動図書館があったらいい。」

「本を載せた車が、音楽をかけながら走るといい。」

 グループになった、専門教科の違う教員がアイディアを出し合った。

 

 続いて、本校の「総合的な学習の時間」のカリキュラムについての見直しをした。

 講師より、

「伊奈中学校のカリキュラムは、1・2年生では職業に関する内容、1年生の後半ではつくばみらい市に関する学習、3年生はSDGSの内容を取り上げている。1つ1つ魅力的なのだが、3つの内容を関連付ければもっとわくわくする内容になるのでは。」

と提案があった。

「1年生で、働く人にアンケートする際に『あなたにとって、魅力的なつくばみらい市とはどんな街ですか?」と聞く。」

「どんなSDGSの取組をしているか、2年生の企業訪問で聞いてくる。」

「魅力ある街作りを考えて、市に提案したり、市長さんプレゼンをしてみる。」

 本校の教員が、年間計画の書かれた表を囲んで、検討を始めた。

 

 講師は、

「総合的な学習の時間についての研修を要請されるようになってきた。教科の枠を越えて、子どもの学びを充実させようという現れだと感じている。ふだんは自分の専門教科の視点で考えることが多くても、他教科の先生と話をすることで授業が広がる。」

と話す。

 

 参加した教員は、

「教員が与えるだけの授業でなく、子どもが考えることができる授業を創っていきたい。」

「来年度の総合的な学習の時間の計画を立てながら、今年度、できることもあることが分かり、有意義だった。」

と話していた。

 

 研修を企画した研究主任の教員は、

「あっという間で、もっと検討する時間がほしいくらいだった。例年は学年末の慌ただしい中で検討してきたが、来年度に向けてじっくりと検討できたことが何よりの収穫。」

と振り返った。

 

「本校の総合的な学習の時間の計画を練り直す機会となり、来年度に生かすことができた。さまざまな教科の教員がアイディアを出し合って、生徒がわくわくする授業を創っていこうとする、このような時間を大切にしていきたい。」

と小松﨑校長。

PTA地区委員作成の地図をもとに通学路の危険箇所を確認 ~地域確認~

「次の角を右です。」

 4月20日(木)15時過ぎ、全学年の教員による全学年の教員による地域確認が行われました。

 1年生の教員を乗せた車では、PTA地区委員が作成した通学路の危険箇所マップをもとに作られた地図を持った教員がナビをしています。

 危険箇所では、実際にその場に立ち、確認しました。

 

 

 

 

 

 生徒指導主事の教員は、

「来週の火曜日には、小張、陽光台地区の確認を行います。PTAの委員さんとともに、立哨指導をする際の参考にしたいです。」

と話していました。

著作権の侵害になる? ~コンプライアンス研修~

「教師Dさんが担任するクラスで、学校の文化祭の準備のため、人気キャラクターを看板に描くことになった。この事例は、著作権の侵害になりますか。」

 2月21日(月)16時20分。職員室では、コンプライアンス研修が行われました。

 学年ごとに、著作権の侵害になるかを検討しています。

 

「この場合、文化祭の準備は、授業の過程であるため、著作権の侵害にはなりません。」

と講師役の教員が説明。

 

「授業は、著作権の特例が認められており、複製することが可能であっても、それを授業以外で用いると著作権を侵害することがある。無断使用により、賠償金の支払いを命じられた例もあることから、授業以外での資料作成には、著作権を意識するように。」

と長塚校長。

文化庁「令和3年度著作権セミナー 学校教育と著作権
-授業目的公衆送信補償金制度を中心に-」を参考に作成)

 

教員のスキルアップを目指して

 1月25日(水)、教員になって2年目の3人が、、授業を公開しました。

 3人は、理科、英語、社会と教科は違いますが、「世界遺産」という共通したテーマで、教科を横断した授業を行いました。

 

 放課後、つくばみらい市の教科等専門員の方からアドバイスを受け、スキルアップにつなげます。

生徒の状況を共有し、対策を考える ~「校内教育相談部会」開催~

「この生徒は心配ですね。食事が取れているか、確認してください」

「分かりました。確認します。」

 スクールカウンセラーと、学年職員がやりとりをしています。

 1月11日(水)10時35分、会議室では、「校内教育相談部会」が始まりました。

 本校では、学校に来ることができない生徒の状況を共有し、対策を考えるため、「校内教育相談部会」を毎週水曜日に開いています。各学年の担当教員、養護教諭と生徒指導主事、教務主任、管理職が参加し、不登校支援加配教員が会議を進めます。

生徒や保護者、教職員の意見をもとにして ~来年度の教育計画の作成~

「10月に体育祭、11月に文化祭と行事が詰まっているので、体育祭を1学期に行うなどして、行事を分散できれば、生徒も教員も余裕が生まれると思うのですが。」

「以前は、1学期に体育祭をしていたこともありました。今年度の内容であれば、練習時間が少なくてもよいので、1学期の実施は可能かと思います。」

「1学期は3年生の修学旅行、総合体育大会もあって、調整はかなり難しいと思います。」

 

 1月6日(金)11時、第二理科室では、来年度の教育活動について、各学年から集まった教員らで話をしていた。

「生徒や保護者からの学校評価や教職員の意見をもとにして、来年度の教育計画を作成していきます。」

と担当の教員。

生徒に何を身に付けさせたいのかを明確にして ~リアルタイム授業支援システムについての研修~

「新しいシステムが導入され、これまで用途別に変えていたアプリが、このシステム1つで実行することができます!」

 ICT担当の教員が、職員室にいる教職員に説明している。

 1月6日(金)、4月から導入されるリアルタイム授業支援システムについての研修を行った。

 長塚校長は、

「ICTを活用することで、時間を効果的に使える。そこで生み出した時間で、生徒が他のグループの活動も見たり、比較したりして、思考する時間を確保することができる。次々と新しい機器や機能が増えて、たいへんだと思うが、新しい機器や機能を使って、生徒に何を身に付けさせたいのかを明確にして授業を改善していってほしい。」

と話す。

生徒のいいところ探しを全教職員で ~校内研修~

「生徒5人のいいところを、入力してください。」

 1月6日(金)9時40分、研究主任の教員が、職員室にいる教員に呼びかけた。

「いつも明るいあいさつをする」

「ロッカーの中がきれい」

「礼儀正しい」

 授業を担当している生徒のよいところが、学級や学年を超えて次々と入力されていく。

 つくばみらい市内の小中学校では、生徒の出欠席、健康診断、成績、文書に関するデータを一括管理できる「校務支援システム」が導入されており、全教職員が情報を入力したり閲覧することができる。

「生徒にかかわるすべての教職員の目で、生徒の良いところを探すことができた。生徒の指導や通知表の作成に役立てて。」

と研究主任。