ペーパークラフト2

先日のなのはなタイム、Wさんが「ペーパークラフトしない?」と発案しました。

となれば、さっそくインターネットで検索です。

作るものを決めるにも、無料でプリントアウトできるペーパークラフトのサイトは世界中にあり、選択肢が多いので目移りします。

「これいいな」「でもすごく難しそう」「これ作りたい」「うーん、これかなあ・・・」

口々につぶやきながら、いろいろなページを閲覧し、作りたいものを決めました。

なのはなでは以前にもペーパークラフトは作っていたのですが、当初はさみでうまく切れなかったようなところも、カッターを使って工夫するなどして、ずいぶん綺麗に切れるようになりました。切る作業に加え、折る、糊付けする、組み立てる、など、手先を使うことで脳トレにもなりますね。そして出来上がったものがこれです。

セミペーパークラフトリサイズ

こちらはWさんとTさんの合作のセミですが、本格的な標本箱にラベルまでついています。

教室の外でもセミの抜け殻を見かけるこの頃ですので、タイムリーな選択ですね。

作り方は比較的簡単でしたが、とてもよくできていますね。

セミ翅閉じリサイズ

ご覧ください。写真ではそれほどではないかもしれませんが、実物はとてもリアルなんですよ。

そしてラベルには、

アブラゼミ・オス、学名 Graptopsaltria nigrofuscata とあります。

お勉強になりますね。

ちなみにこれはラテン語ですから、読み方は、この場合、ほぼローマ字読みです。

音をカタカナ読みにすると、グラプトプサルトゥリア 二グロフスカタとなります。

気になったので調べてみると、学名は、二名法といいまして、前に属名、後ろに種名、その後ろに命名者、発表年が表記されます。

ですから、この場合は

Graptopsaltria nigrofuscata(Motschulsky,1866)

だそうです。

命名者についてはロシア語なので、モチュルスキと読みます。

ですので、これを読めば、この生物は、グラプトプサルトゥリア属の二グロフスカタ種で、モチュルスキさんにより1866年に発表された、とわかりますね。

英語ではLarge brown cicada です。

翅広げたセミリサイズ

こちらは翅をひろげたところです。

そしてこちらはTさんと支援員Aの合作、水槽です。

水槽リサイズ

細かいパーツを丁寧に切って作りました。

Tさんがお家から青い糸を持ってきてくれて、吊るしてくれました。

夏のインテリアにぴったりですね。

他にも制作中のペーパークラフトがありますが、それは次の学期に持越しです。

完成させるのが楽しみです。