布バックと調理用帽子作り

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小学校高学年では家庭科でミシンを使ってナップザックやエプロンを作ります。現在なのはなに通室している児童は5、6年生なので、簡単な手提げバックと調理をするときの帽子を作ることにしました。アイロンで付くフェルトを使ってアプリケをデザインしました。バックと帽子の形は皆一緒ですが、アプリケのデザインと、帽子のアクセントは各自の工夫次第です。完成が楽しみです。

ザリガニ96匹⁉️

なのはなタイムに生き物観察に出掛けました。なんとザリガニを96匹も捕獲しました。しかし、そのほとんどを逃し、数匹だけなのはなで飼うことにしました。水の取り替え、餌やり、観察、子どもたちは責任を持って飼育をしています。

くろめだか

田んぼ近くの用水路でクロメダカを捕まえました。クロメダカは絶滅危惧種の魚だそ1うです。子どもたちは、あらためて市の自然の豊かさを感じたと思います。少しの間、なのはなでクロメダカを観察します。

学校への橋渡し

しばらく学校から遠ざかっていると学校への足取りが重くなるのは誰も同じです。なのはなで、安定した心が取り戻せたら、少しずつ、少しずつ学校に気持ちが向けられるようにお手伝いしています。「クラブなら行ってみようかな」「今日はプールの日。ちょっとだけみんなの様子をのぞいてみようかな。」そんな時、職員が一緒に学校に行って橋渡しをすることもあります。登校刺激を行わない方がいい時期など、不登校回復への過程はそれぞれ違うので、個々に対応して支援しています。

関係機関と連携して

「学校に行けないでいる児童・生徒」は他市町村同様、つくばみらい市も減っていないのが現状です。そこで、学校や児童福祉課等の関係機関と情報交換をしながら、一人ひとりに、どうアプローチするかを考えています。学校では、主に教頭を窓口として、なのはなに通室している児童生徒や、不登校傾向にある児童生徒への支援の方法を探っています。通室している児童生徒に関しては長期・短期の個別計画を作成し段階を追って支援しています。通室していない不登校傾向にある児童生徒については、小中学校に出向いて活動の様子を観察したり、情報を得たりするなどして学校と連携を取っています。今後、学校と相談しながら、必要とあれば家庭訪問や教育相談など、きめ細かく支援の輪を広げていきたいと考えています。

6月某日、不登校傾向にある中学生の家庭訪問を行なった学年主任が「なのはな出前教室」を勧め、一緒にコミュニティセンターを訪ねてくれました。この日は、ジグソーパズルを行いました。少しずつ、こうした場に慣れ、学校復帰の足がかりになってくれることを願っています。

 

午前は学習に集中

午前中は、50分の学習時間が2コマです。毎朝、学習計画を立て、教科名や簡単な学習内容を書き込みます。自分の苦手教科や不足している学習内容の計画を立てられることが望ましいですが、何を学習していいかわからない子もいます。そうした場合には、職員がアドバイスして一緒に学習内容を決めることもあり、授業という形をとることもあります。大事なことは自主的に、学習に取り組む姿勢ことです。与えられて学習をするのではなく、意欲を持って学習に取り組むことが大事です。学校と違って、少ない学習時間なので、集中して、効率的に学習ができるように工夫しています。

〈  ある日の学習風景   〉 「地図パズルスタート」タイムを計ると日本地図47都道府県の駒を並べるのに一人平均4分です。「すごい!」白地図プリントを渡して、書き込んでみると、ほとんど書けません。「これ4年生でやったね?パズルはできても、県名は、全然わかんない」  今度はiPad を使っての学習です。「私は分数の問題やる!」「私は概数にする。」「私は面積。」「えーわかんない」「これどうやって計算するんだっけ?」    このあとは、不得意なところを強化するため、しっかり宿題も持ち帰りました。歩みは、少しずつでも、継続は力なりです。

ランチョンマット

フレーベルの恩物をごぞんじですか。子どもたちの知育のための一つで、折り紙ならぬ織紙で、切り込みを入れた台紙に紙テープを織り込んだ作品です。出来上がりの形をイメージして、工夫しながら織り込みました。ラミネートして素敵なランチョンマットができました。