修学旅行2日目、「いざ、鎌倉!」
子供たちは、班別行動をしながら鎌倉の町を楽しんでいるようです。
鎌倉の中心は、南を海に、北・東・西の三方を丘に囲まれています。鎌倉時代の武士からすれば、敵から町を守る良い場所です。しかし、平らな場所は少なく、町づくりには苦労したようです。また、現在多くの店などがある中心部は低い土地で、当時は水を含んだ場所だったそうです。
さて、この低地には、鶴岡八幡宮へ向かう若宮大路という参道が通っています。今でも車道の中央には、車道よりも一段高い歩道が残っており、「段葛(だんかずら)」と呼ばれています。段葛は、今から800年前に鎌倉幕府を開いた将軍、源頼朝が妻の北条政子の安産を願ってつくらせたものと言われています。この道のおかげで、ぬかるみに足をとられることなく、お参りできたのでしょうね。
子供たちにこの話をしたところ、「頼朝って妻思いだったんだね。」と返ってきました。頼朝の死後、政治を支えて「尼将軍」と呼ばれた政子、何だか強そう。頼朝は愛妻家?それとも…??諸説あるようです。