ちょいボラ男子

 台風一過の朝,
せっかく植えた学年花壇のサルビアとマリーゴールドが
風にあおられて,横倒しに倒されてしまいました。
「こまったなぁ。」
と思っている私の目に,花壇に周りに屈み込む男の子の
姿が飛び込んできました。
 彼らは倒れた苗を起こし,しっかりと植え直しています。
「なかなかやるなぁ。」
と思いながら,
「ありがとね。しっかり植えてやってね。」
と声をかけ,うれしさがこみ上げてきました。
「先生。靴下脱いでやって良いですか。」
「ああ良いよ。最後にちゃんと洗えばね。」
 今,企画委員会の発案で「ちょいボラ運動」を進めています。
その気持ちが一人一人の子ども達の中に育っているようです。
まるで,台風一過の空のように,晴れ晴れとした気持ちになりました。