7月1日は,小張小学校の創立記念日です。児童の成長を100年以上見守り続けている学校のシンボルの松です。下の写真は,創立100周年の時のものです。
現在の松はこちらです。
3回移植されながら,現在もすばらしい勇姿を誇っています。
明治44年,現在の地に開校した小張小校舎前にも,「学校のシンボル・松」の姿があります。この校舎は,現在のプールあたりに建てられていたそうです。
当時の正門に続く階段は,現在も使われています。
下の写真は,明治44年に開校した当時の校舎全景です。
昭和2年には,新校舎が増築されました。
昭和30年には,現在の場所に新校舎が建設されました。
昭和54年には,現在の校舎に建てかえられました。(当時の航空写真です。)
平成26年度の航空写真です。城跡の台地の様子がよくわかります。
小張小学校は,旧地番を「小張字城山」というそうで,城跡の一角にあります。
1500年代,小張城は,天正の初期に只越山城守善久の居城として構えられ,その後,平手伊賀守,安岡豊前守が城主となったそうです。
慶長8年(1603年)には,綱火を考案した,松下石見守重綱の居城となり,元和2年に下野烏山城に転封された9年後,伊奈半次郎忠治が郡代として,小張城の一角に陣屋を置き,谷原領の開発に着手したそうです。
7月5日・12日には,「小張松下流綱火保存会」の方々においでいただき,8月の繰り込みに向けて,お囃子等を教えていただく予定です。
小張の地に,400年以上前から伝わる「小張松下流綱火」。その伝統的な口上やお囃子,人形を操る綱の操作を教えていただき,心と体で体験していく小張っ子達・・・これからも,伝統を大切に受け継いでいきます。