「正しいこと」にだまされないように~2年生国語~

「A新聞の書き方は、市民寄りな感じがする。」

 2月3日(木)1校時。2年1組の教室では、ある大臣と、その大臣に批判的な人たちについて書かれた報道の記事について、印象がどう違うかを述べ合っていました。

 

 

【A新聞】

 〇〇大臣を取り囲んでいた市民から、多くの質問や疑問の声があがったが、大臣はそれを平然と無視した。

 

【B新聞】

 〇〇大臣を取り囲んだ群衆から、多くの罵声(ばせい)が浴びせられたが、大臣は冷静さを失わなかった。

 

 「小学生の頃から文章を書くのが好きなので、『新聞を書き換える』という次の授業が楽しみです!」

と、授業を終えた生徒。

 

 

 

 授業者の国語の先生は、

「同じ事実でも、言葉の選び方で、相手への印象が変わる。正しいことを書いたつもりでも、時には違った 意味で伝わることがある。使う言葉を選ぶことの大切さが伝われば。」

と話していました。