保護者と地域の力をお借りして ~学校関係者評価委員会~

「新型コロナウイルスは未知のウイルスであったため、実態が分かるまではどの学校でも行事の中止が相次いだ。しかし徐々に実態が分かってきたため、感染症対策を講じながら、できることはやていこうという方針でこの1年間臨んできた。体育祭や創夢祭などは午前中実施としたが、目指した目標を達成でき、生徒も満足していた。これまで、行事前には多くの時間を費やしてきたが、実施方法を見直す結果となった。教員には家庭がある中で、生徒を成長させる仕事である。それを両立させるためには、限られた時間の中で効率的に教育活動をする必要がある。コロナ禍は、これまで当たり前に行ってきたことを見直す結果となった。」

 2月22日(火)午前9時30分、学校関係者評価委員会で、学校評議員とPTA会長を前に、栗原校長が説明しています。

 学校関係者評価委員会は、保護者、地域住民により構成され、本校の教育活動についてご意見をいただき、今後の教育活動の改善に生かすことを目的に実施されます。

 

「コロナ禍で保護者の収入が減少したことにより影響を受けている生徒がいると考えられる。生徒の心理的な影響に心を配り、卒業生に対しては、高等学校等就学支援金制度について案内するなど、経済的に困窮している家庭の生徒へ配慮をしてほしい。」

と学校評議員さん。PTA会長さんからは、

「コロナ禍で、PTA活動も大きく制限することになったが、学校と連携して、できることを模索してきた。学校行事に関しては、体育祭の応援合戦や創夢祭の合唱など、これまでより規模が縮小しても、実施してもらえたことがありがたかったという保護者の声を聞いている。」

とご意見をいただきました。

 

「ご意見をもとに、今後も保護者と地域の力をお借りして、生徒が自分のよさや可能性を実感できる教育活動を実施していきたい。」

と栗原校長。