梅雨の真っ只中,ひとたび晴れれば体力が奪われる如く蒸し暑く,雨降ればひんやりと肌寒くなる日々が続きますね。
今日は,そんな6月の空の下,圧倒的な存在感を誇るあの大きな花…!そうです,皆さんご存じ「紫陽花(アジサイ)」の花の様子をご紹介します。
本校の1号館と2号館の間のスロープ近くを歩き,プールのある場所を見上げてみますと,ご覧の通り,アジサイが咲いています。
近づいてみると,まず,ガクアジサイがありました!
線香花火が中心からパッパッと火玉を散らすような形にも見えますし,宇宙ステーションのようにも見えます。自然が生み出した美しさって素晴らしいですよね…!しかも,赤と青のコンビネーションが同時にみられるのもいいですね!
次に,まるい手鞠(てまり)のような,アジサイをご覧ください。
これから育つ部分が画像の右上の部分です。まだ葉っぱと同じ緑色で,花の色がはっきりと出ていません。「アジサイの赤ちゃん」といったかんじでしょうね。かわいいですね!大人の花の美しさとは違った存在感がありますね!
そして,ある花の株に近づいてみました!どうです?美しいでしょう!? ↓
水に浮かんだ蓮(ハス)の花のようでもあり,きらびやかさの中にも落ち着きを感じさせる「青い着物」の模様のようですね!アジサイは,今から800年以上昔の鎌倉時代にはすでに存在していた「日本原産の花」だそうです。
春から夏へ季節がシフトしていくさなかの6月。圧倒的な存在感を放ちながら咲き誇るアジサイの陰で,ひっそりと佇むこの花も見付けました。それは…
何と!「綿毛が開いたタンポポの花」でした~!春の3月頃,優しい黄色の花を咲かせ,我々の目を楽しませてくれていたタンポポが綿毛をふんわりさせて,どっこい生きていたのです!
春・夏・秋・冬。様々な個性を持ち,色や大きさが違ういろんな花々が,それぞれの季節を懸命に生きながら「花を咲かす」という約束を果たし,次の季節の花々にバトンをつないでいく素晴らしさ…。今日の主役のアジサイを通して,また,予想もしなかった綿毛のタンポポの姿を通して,そんな花々の健気な姿に出会えたこと,心から感謝したいと思います。