劇団四季 こころの劇場

昨日,10月9日に6年生全員で,市民ホールくきざきに,劇団四季による「桃次郎の冒険」の観劇に行ってきました。劇団員のみなさんの豊かな表現や激しい動きの一つ一つに驚いたり,笑ったりしながら実りある一時を過ごすことができました。

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劇は,道徳的な心情を育むよう配慮された内容で,子どもたちは「桃次郎の冒険」を通して様々なことを感じたり,考えたりできたようです。子どもたちの感想の一部を紹介します。

・桃次郎の冒険を見て,思ったことや感じたことは,人と鬼はすがたかたちもちがうけどみんな同じなかまだし,みたこともないのにそうぞうで悪いやつだときめつけるのはよくないということがわかった。(R.Sくん)

・私は「桃次郎の冒険」を観て,人間と鬼はつのがはえているか,はえてないかだけのちがいしかないんだと思いました。それに,鬼の心も人間と同じやさしい心を持っていることがわかりました。桃太郎は鬼をたいじして宝をいっぱい持ちかえってきたけど桃次郎は鬼と友だちになって,持ちかえったのは宝ではなく心やさしい鬼がうたう歌でした。その歌は「すもも も ももも 仲間だよ」という歌詞があって,私は「人間も 鬼も 仲間だよ」ということなのかなと思いました。(R.Sさん)

・私が「桃次郎の冒険」を見て思ったことは,人をかってに決めつけてはいけないと思いました。(中略)やっぱり差別や決めつけるのはよくないと思いました。(M.Kさん)

・「桃次郎の冒険」を観て,1番心に残ったことは,どんなに人間につのが生えていなくても,オニにつのが生えていても,みんな同じなんだということです。桃次郎がオニが食べる木の実を食べてしまい,オニになってしまったことで,オニの生活のことや,オニの性格などが,わかりました。だから桃次郎は,オニのことを悪く思わないようになったのだと思います。ぼくは,相手の立場になれば,相手の気持ちなどがいろいろと分かるのだと思いました。(S.Oくん)

・自分で見聞きした事ではないのに,まわりの人が言った事を全部正しいと思い言動するのではなく,自分で観る自分で確認した上で物事を考えた方がいいと思った。

・「人をみためではんだんするな」と言うかもしれない。でも第一印象はどうしてもみた目からきてしまうのが人間だと思う。しかたないと思う。だけどその後が重要だと思う。見た目でその人を思いこんだままか,本当のその人を知るか,大切なことだと思う。

・色々なことを再確認することができました。だれかとかかわることはむずかしいと言うこともわかりました。(S.Yさん)