5年1組で道徳の公開授業がありました

 

 

 

 

 

 

 

 

2月24日(金)4時間目,5年1組(福田学級)で道徳の時間の公開授業がありました。題材は「はげましの帽子」というものでした。星野富弘さんの著書「かぎりなくやさしい花々」から一部抜粋したものです。(作者の体験談をもとにしたものです)内容は,作者が事故で全身麻痺状態になり入院していたとき,中学生が入院し仲よくなります。その中学生は命に関わる重大な病気のため,しばらく入院後東京の大きな病院に転院します。その時,励ましの意味で帽子に入院患者の寄せ書きを書くことになりました。作者は,体が麻痺状態のため文字が書けません。サインペンを口にくわえ点を書くのがやっとでした。看病している母親が見かねて帽子を動かし,「富」という文字を書きました。転院した中学生は,大変喜び,作者がマジックを口にくわえて書いてくれたことに大喜びをし感激しています。作者は,あまりにも喜ぶものだから「自分で書いた」と嘘をついてしまいました。その後,文字を書けるように練習しましたが,一本の線も書けません。(今は素晴らしい文字や絵を書くことができます)という内容でした。授業は①思いやりを受けてうれしかったことの想起,②範読,③作者が始めて書いたカタカナの50音を見せる,④二人一組で実際にマジックにペーパータオルを付け口にくわえてカタカナの文字を書いて見る(一人1マジック準備),⑤作者が嘘をついてしまったことについて考え,発表し,深めるする,⑥最後に自分の意見をまとめる活動へと展開しました。子供たちは,体験を通して,自分の考えをもち,積極的に発表し,友人の意見を聴き,自分の考えを深めていました。子供たちも集中して取り組み,クラス全員が授業に意欲的に取り組んだすばらしい授業でした。ありがとうございました。