ツバメ 子育て真っ最中

春の訪れとともに飛来した数組のツバメのつがいが今,子育ての真っ最中です。校舎の軒下などに巣を作り,親鳥が懸命に雛の口に餌を運ぶ姿が見られます。通常,ツバメは3~4月頃温かい営巣地を求めて飛来し,子育てをし,冬が近付くと越冬地を求めて台湾,フィリピン,マレー半島など南方へ旅立つそうです。あの小さい体で,1日に300㎞も飛行するというのですから驚きです。日本では,ツバメは「幸運を運んできてくれる鳥」と言われ,ツバメがやってきた家は,商売が繁盛する,金運が上がる,子宝に恵まれる等と言われています。子どもたちの中にも「あんな小さな巣の中に5羽も雛がいる」「(雛が)少し大きくなった」「あ! お母さんが虫をくわえてきたよ」などと温かく成長を見守っている児童が見られます。雛が成長してゆく姿や親鳥が懸命に子育てに励む姿を見ることは,命の尊さや親への感謝の気持ち等を育む良い機会だと考えます。学校でも,雛がすくすくと成長し,立派に巣立ってくれることを願っています。なお,小絹小学校へお越しの際は,子ツバメの落とし物にご注意ください。