教室めぐり(一応私の大切なおしごとです)をしていると,いつも先生方の個性あふれる楽しい授業を見ることができます。もちろん,大切な勉強ですから,教えるべき内容はしっかりと押さえた授業なのですが,時には,教科書にはないエピソードや自分の体験談など,授業の流れから少し外れたお話も聞くことができます。「教育は人なり」とよく言いますが,子どもは,そんな話からも,先生の人間性や人生観を知り,教師への尊敬や信頼につながっていくのかもしれません。
そういえば,自分もよく脱線していました。ただ自分の場合は,脱線しすぎて,「先生,そろそろ授業にもどってください。」なんて,よく勉強好きの子どもに怒られたことを思い出しました。いつものように教室がどっと湧いて,みんなが笑顔になった場面を想像しながら,「やっぱり教室っていいなあ」と心の中でつぶやきました。(磯部)