これからも,気持ち良く生活していきましょう!

「あいさつ」は,誰もが堂々と元気よくできる谷和原中の誇りであり,合い言葉のひとつとして,全校で力を入れて取り組んでいることです。毎朝,学校の至る所で元気の良いあいさつが飛び交っています。
朝,生徒の登校指導を見ていると,生徒から先に元気のいい声であいさつをされ,途端に気持ちが明るくなって,嬉しさでいっぱいになり,一日中清々しく過ごすことができます。そして,ごく当たり前のあいさつや相手をいたわる言葉かけなどの,言葉の力を改めて痛感しています。
「ありがとう」「おはようございます」「さようなら」「すみません」
そんな当たり前の言葉こそが,人と人とを結び,お互いの心と心を通い合わせ,楽しく,住みよい家庭や学校,社会を作り出すための一番身近な手段なのだと思います。
しかし,中学生を取り巻く日常生活の中では,「美しい言葉」とはかけ離れたような言葉もちまたでは聞こえてきます。言っている本人は,さほど悪気はなくとも,周りの人を知らず知らずのうちに傷つけている言葉です。それと同時に,言った本人に返ってくる言葉でもあり,自分自身の心も乱れさせるものではないかと感じています。そのような言葉が日常頻繁に使われていたとしたら,その人を取り巻く環境は殺伐としたものになってしまいます。
「言葉」は,人の心に大きな影響を及ぼします。受ける言葉によって,自分が思っている以上に影響を受け,逆に発する言葉で周りの人に影響を与えているということを自覚して生活していく必要があるのではないかと思います。その人の言葉ひとつで,人柄や人間性が見えてくることもあります。
 そんな大きな意味をもつ「言葉」を大切にし,自分から進んであいさつができる生徒,時や場に応じた言葉かけや受け答えができる生徒,「美しい言葉」を自然に発することができる谷和原中生に育ってほしいと願ってやみません。