1年生 たくさん考えて話し合ったよ!

道徳の授業で、「くりのみ」というお話を読みました。お話に登場するきつねとうさぎは友達。おなかがへった寒いある日、二人は森で会いました。食べ物が見つかるといいと話し、わかれた後、きつねはたくさんどんぐりを見つけて、おなかいっぱい食べます。のこりはかくしました。また会ったとき、きつねは「何も食べていなくてはらぺこ。」と言いますが、うさぎは「それはかわいそう、2つ見つけたから1つをあげます。」と言って、2つのうちの1つのくりの実をきつねに差し出します。それをもらったきつねが、ぽろっと涙を流す・・・というお話です。

「きつねはなぜ涙を流したのか」という問いに、子ども達は一生懸命、きつねの気持ち、うさぎとの関係を考えていました。はじめは、もらって嬉しいからかな、しめしめという嘘泣きかなと考えていた子ども達も、最後には、「うさぎが1つくれたのに、自分は嘘をついてしまった。」、「見つけたのにあげなくてごめんね、と思った。」と、うさぎの姿を見て、きつねの心が変わったことにも気付いていきました。「友達だからゆずる。」、「友達だから助け合う。」という友達の大切さにも気付くことができました。

1時間、子ども達は友達の考えを聞きながら、よく考えていました道徳の授業を通して、様々な考え方、様々な価値や心に気付いていってほしいと思います