福岡の自然353(キイロスズメバチ・クロマルハナバチの越冬)

 

 

 

 

越冬している昆虫を見つけるのは難しいのですが、雑木林などの倒木や北側の斜面の土の中などは見つけるポイントです。

 

(上の左側の写真)倒木の中で越冬していたキイロスズメバチの女王です。スズメバチの仲間は女王バチだけが成虫で越冬します。(働き蜂は全て晩秋に死滅します)

 

 

 

(上の右側の写真)北側斜面の土を削ると、このクロマルハナバチが越冬していました。

 

 

 

福岡の自然352(ナナホシテントウとカメノコテントウ)

先日4年生が理科の授業で、越冬している昆虫を探していました。校内でナナホシテントウを子ども達が見つけてきました。昆虫が種類によって冬を卵・幼虫・さなぎ・成虫のどの姿で過ごすかが、よく学力テストにも出ますが、実際にみつけるのは難しいです。

 

これは「カメノコテントウ」といいます。ナナホシテントウと同じように成虫で冬眠しますが、数はとても少ないのでなかなか見つけられません。

福岡の自然351(サザンカとツバキ)

福岡小の正門付近に咲いているサザンカです。ツバキとの違いをよく聞かれます。

 

 

 

 

これはツバキです。花の中央のおしべが筆のようにしっかりと集まっています。サザンカはばらばらに開いています。

 

 

 

 

また、花が終わるとサザンカの花びらは、ばらばらに落ちます。

 

 

 

 

ツバキは花ごと落ちます。

 

 

 

 

枝に産毛のような繊細な毛があるとサザンカ、ツバキはありません。この写真はツバキ。サザンカの枝をよかったら見て確認してみてください。

 

福岡の自然350(シロハラ)

雑木林を歩いていると落ち葉が動いたように見えました。落ち葉とよく似た色です。腹部が赤いアカハラという鳥も林の中で見ることができます。

ムクドリくらいの大きさの鳥で、冬にやってくる冬鳥です。

福岡の自然349(エナガ)

今日の廃品回収が始まる前に、校庭の木にエナガの群れがやってきました。ジュルジュルと鳴き、スズメより一回り小さく、尾が長いのが特徴です。

 

 

 

じっとしていない小鳥で、落ち着きなく動き回ります。少し大きくなってきた樹木の新芽をつついて食べていました。

福岡の自然348(ツグミ)

今年の冬も遠くシベリアなどの北の国から「ツグミ」がきています。胸の黒斑や目の上の白線が特徴です。よく地面を歩くので、この時期には目立つ野鳥です。

 

 

 

学校の職員室前にあるサルスベリやハナミズキの木でもよく見られます。

福岡の自然347(アオジ)

まだ雪が残っている雑木林や藪の中で、チッ チッと鳴く声がします。冬、里にやってくる「アオジ」です。笹や林の下草の中にいることが多いので、なかなか姿を見せてくれません。

スズメのぐらいの大きさですが、青というよりは少し黄色っぽい色をしています。初夏から夏には高山でとてもきれいな声でさえずります。

福岡の自然345(タヒバリ)

休耕田をながめていたら、落ち葉と土が動いたように見えました。よく見るとスズメより一回り大きい「タヒバリ」という野鳥でした。この写真の中央にいますがよくわからないと思います。

 

 

落ち葉や土によく似た色合いなので写真を拡大してみても目立たない野鳥です。名前の通り「田ヒバリ」でヒバリと同じように田や畑で餌を見つけている姿をよく目にします。

福岡の自然344(シジュウカラ)

 

 

 

「シジュウカラ」も昨日のカワラヒワと同じように、冬になると10羽ぐらいの群れで学校の桜の木にやってきます。ほおと胸・腹の白。胸・腹部にはネクタイをしめているような黒い帯があるのが特徴です。学区内ではスズメと同じくらいよく見られる野鳥です。