日頃からの備えが大切 ~水害を想定した避難訓練~

「伊奈中学校区の小貝川が氾濫し、浸水が始まりました。特別教室などで活動している生徒は、先生の指示に従って、直ちに各教室に避難してください。」

 9月1日(金)14時40分、教務主任が緊急放送。水害を想定した避難訓練が始まりました。

 

 

 第1理科室で活動していた2年2組の生徒は、階段を上げって3階の教室へ垂直避難を始めた。

 

 

 

「第2学年177名中、欠席23人、早退2人、本日出席152名、全員以上ありません。」

 2階に設置された本部に、学年主任が報告。

 

 小松崎校長は、これまで起きた水害の写真を提示しながら、

「人間は、自分にとって都合の悪い情報を排除する『正常性バイアス』、多数の人の行動に自分の行動が左右される『多数派正常バイアス』が働く。災害が発生しそうなときはこの2つのバイアスを頭から振り払って、行動してほしい。」

と教室の生徒に訴えた。

 この後、生徒は、学習用タブレット端末を用いて、マイタイムラインを作成した。

 

 活動を終えた生徒は、

「何かが起きた時に動くのではなく、何かが起こる前に行動することが大切なんだなと思った」

「災害が起きてからではなく、日頃から災害について調べたり、避難の準備を進めたりする事が大事だということが分かった」

「自分の家がある場所は滅多に浸水することはないから、避難してくる人を助けたり援助したりするようにしたい」

と振り返った。