インターネットの利便性の陰に潜む危険 ~全校非行防止教室~

「スマホやネットに関することは、親にも先生にも相談できずに、一人で警察に来る人も少なくない。」

 7月7日(金)、会議室では、茨城県警少年サポートセンターの方が、カメラに向かって全校生徒に説明をしていた。

 

 

 企画した生徒指導主事は、

「スマホの所持率やネットの利用率が高いことから、正しい利用の仕方について、夏休み前に全校生徒で確認をするために企画した。」

と話す。

「位置情報が付いたままの写真や、部活の試合、学校行事、食事や買い物をした場所などの何気ない情報であっても掲載すると、個人情報が特定されてしまう。待ち伏せをされて事件に発展する可能性がある。」

「お店で悪ふざけをした写真をSNSに掲載することは、威力業務妨害罪に当たり、すべて逮捕されている。お店からは数千万円の損害賠償を請求された。アクセス数を稼ごうという安易な気持ちや、匿名だから大丈夫という考えは通用しない。」

など、事件の捜査の現場に勤務していた経験をもとにしたリアルな話に、生徒はモニター越しに耳を傾けた。

 

 話を聞いた生徒は、

「インターネットの利便性の陰に潜む危険や、SNSを利用する上で注意すべきことについて学ぶとても機会となった。これからの日々の生活に役立てていきたい。」

と話していた。