「市内の学校と交換留学できたらいい。」
8月19日(土)10時、みらい平コミュニティーセンターsupported by成島建設では、未来の学校について、参加を希望した本校の2、3年生が市内の小中学生と話し合っていた。
約1時間の話合いの後、グループごとに、話し合った内容を発表した。
「今年度になって、部活動に時間が減った。練習時間の1分1秒を大切にして、自宅での自主練習にも取り組んできた。それでも、もっと練習できたらもっと良い成績を出せたかもしれないという思いがある。」
「キーワードは多様性。LGBTQ、不登校の生徒であっても、誰もが認められる学校がいい。伊奈中では、来年度から制服が変わる。女子がズボン、男子がスカートを選択することもできる。男らしさ、女らしさにとらわれることをなくし、自分らしく生きることができるように。」
「全部の小中学校の体育館には、できるだけ早い段階でエアコンの設置をしていきたいと思っている。」
「部活動の時間を短縮することについては、さまざまな考えがある。ぜひ、みなさんの声を、先生方を通して市役所や教育委員会に直接届けて、自分たちも参加するということを大切にしてほしい。」
「不登校が悪いことだとは思わない。どうして学校に行くのか、どうして勉強するのかを考え、私は、大人になってから政治の勉強をするために大学院に行ったが、学ぶことがとても楽しかった。勉強することによって、自分はどうなりたいか、何をしたいかを探す近道になる。みなさんが今、している勉強は無駄ではなく、必ず実を結ぶはず。」
参加した生徒は、
「学校の自慢できることを話し合って、伊奈中はいじめがなく仲の良い学校なんだなあと思った。」
「ふだん、思っていてもなかなか話さないことを話すことができて、同じように考えてくれている人がいたことが分かり、安心した。」
「思いのたけを話すことができた。市長さんに思いが伝わるといい。」
と、振り返った。
「生徒が意見を市長の小田川さんや教育長の町田先生に伝える機会がないので、よい経験ができたと思う。」
と、参観した第3学年主任。