10月16日(月)午後2時、体育館のステージには、生徒会役員に立候補する生徒と責任者が集まっていた。フロアの全学年生徒を前に、立会演説会が行われる。
演説会を前に、
「今もっている立候補者の印象だけでは決めずに、全員の演説を静かにしっかり聞いて投票しよう。」
と、生徒会長が全校生徒に呼びかけた。
今日まで選挙の準備に当たってきた選挙管理委員会の委員長は、
「勇気を出して前に出てくれた立候補者と責任者のみなさんと共に、これからの伊奈中学校について考えていきましよう。」
と、生徒に話した。
会長に立候補した2年生女子は、
「現在の会長にひかれて会長に立候補した。Googleフォームを活用した意見箱を設置し、みなさんの意見を聞いて、伊奈中学校をよくしていきたい。」
と、意気込みを語った。
ほかに副会長、書記に立候補した生徒とその責任者から演説があった。
「立候補者とは、出身小学校、通っている塾、そして好きなラーメンがいっしょ!」
「学年も出身小学校も違うが、いつも元気で、誰にでもやさしく、何事にも挑戦する彼女を推薦します。」
「10年以上いっしょだった立候補者は、学校が大好き。誰よりもこの伊奈中学校をよくしてくれるはず。」
責任者からは、立候補者を推薦する熱いメッセージが込められていた。
「立候補者からは、伊奈中学校をよりよくするため、意見箱の設置、校則の見直し、異学年との交流など、具体的な手だてが述べられていた。ここからは、生徒のみなさん一人一人の一票が、伊奈中の未来を決める。よりよい伊奈中になるために活動できる候補者を選んでほしい。」
と、小松﨑校長。
コロナ禍で、オンラインで行われていた立会演説会であったが、4年ぶりに全校生徒が一同に会し、実施された。生徒は学習用タブレット端末にダウンロードした選挙公報を見ながら、立候補者とその責任者の話に耳を傾けた。
生徒たちはこの後、各教室で、選挙管理委員の指示のもと、投票を行う。