少しずつ大人に近づいていく姿を見守って ~第54回卒業証書授与式~

「♫ 新しい 光を 浴びて- ♪」

 生徒と教職員が歌う校歌が、4年ぶりに体育館に響いた。

 3月11日(月)9時、第54回目となる卒業証書授与式が開式。

 

 小松﨑校長は、3年生一人一人に卒業証書が授与した後、式辞の中で、13年前の東日本大震災や、ウクライナやイスラエルでの紛争に触れ、

「命を大切に、前向きに生きて。」

とはなむけの言葉を贈った。保護者には、

「これからも、生徒のいちばんの良きサポーターでいて。」

と話した。

 

 生徒会長は、送辞の中で、

「はじけるような元気、最後まで諦めない姿勢、伊奈中としての伝統を受け継ぐ思いを見て学んできた。私たちも、先輩方のような『強く 正しく 美しく』のそろった最上級生を目指していく。」

と決意を述べた。

 

 卒業生を代表して、前生徒会長は1、2年生に、

「1、2年生がいてくれたからこそ、私たちはお手本になろうと常にかっこいい自分たちを目指すことができた。1,2年生の声援やサポートがあったからこそ、私たちは元気に楽しく目一杯先輩として学校生活を送ることができた。」

 保護者に対しても、

「15年間、多くの愛を注いでくれて、育ててくれてありがとう。これから私たちは、自分で選んだ道に一歩踏み出し、少しずつ大人に近づいていく姿を見守って。」

と感謝の気持ちを伝えた。

 

 式が終わると、3年生全員がステージに上がり、「あなたへ~旅立ちに寄せるメッセージ」を合唱。

 

 

 保護者や教職員が見守る中、会場を後にした。